こんにちは、「スマ得なび」です。今回はNTTドコモが展開している格安プラン 「ahamo(アハモ)」 のデメリットを中心に解説します。ahamoは月額2,970円(税込)で30GB+5分通話無料がついたシンプルなプランとして話題になり、多くのユーザーに支持されています。
しかし、どんなサービスにも必ず弱点や注意点が存在します。デメリットを理解せずに契約してしまうと「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性もあります。そこで本記事では ahamoのデメリットを徹底的に掘り下げて解説 しつつ、それでもなお選ばれる理由や、他社から乗り換える価値についても整理します。
ahamoの主なデメリット一覧
まずは結論から、ahamoの代表的なデメリットをまとめます。
店頭サポートがほとんど受けられない(オンライン主体)
キャリアメールが使えない(@docomo.ne.jp非対応)※通常のドコモプランを契約し既にドコモメールをご利用中の方はahamo以降時に毎月330円のオプション、メール持運びに登録しておけばahamoでもドコモメールをご利用頂くことは可能です。
データ容量は30GBと110GB固定で、柔軟性がない
家族割・光回線セット割が適用されない
端末購入や機種変更時の選択肢が限定的
一部の特殊サービスが利用できない(留守電・転送電話など)
高齢者やスマホ初心者にはやや不親切
ここから順に詳しく見ていきます。
店頭サポートがほとんど受けられない
ahamoは 「オンライン特化型」 のプランです。基本的な契約手続きやプラン変更、トラブル対応はすべてWebやアプリ経由で行う仕組みになっています。
そのため、ドコモショップに行っても「ahamo契約者はサポート対象外」となるケースが多く、サポートを受ける場合は有料オプション(ahamoサポート:3,300円/回)になるのが実情です。
誰にとって不便?
スマホ操作が苦手な高齢者
契約や設定を店員に任せたい人
トラブル時に「直接聞けないと不安」という人
オンライン操作に慣れていれば問題はありませんが、逆に言えば 「自分で調べる力」が求められる プランといえます。
キャリアメールが使えない
ahamoは @docomo.ne.jpのメールアドレスが使えません。代わりにGmailやYahoo!メールなどを使う必要があります。
ただ、通常のドコモプランを元々契約していて、既にドコモメールをお持ちの方はahamo以降するさい、メールの持運び手続きをすれば月々330円をお支払いただいてる限りはahamoでもドコモメールを維持できます。
影響が大きいケース
・キャリアメールを登録しているネットサービスが多い
・学校や会社との連絡にキャリアメールを使っている
・高齢の家族がメールでしかやり取りできない
キャリアメールは長年利用している人にとって重要な連絡手段なので、これを機にフリーメールへ移行する必要があります。やや手間ですが、長期的には Gmailのような普遍的なメールアドレスを使った方が便利 という見方もできます。
データ容量は30GB固定
ahamoは月額2,970円で30GBがセット。ここがシンプルで分かりやすいのですが、逆に言えば 「自由度がない」 のが弱点です。
こんな人は損するかも
月1~5GBしか使わない → 格安SIM(1,000円前後)で十分
月50GB以上使う → ドコモ無制限プランやWi-Fi併用の方が安心
ただしahamoには「大盛りオプション(+80GBで1,980円)」も用意されています。合計110GBで4,950円ならヘビーユーザーにも現実的ですが、それ以上を求めると限界があります。
家族割・光回線セット割が適用されない
ドコモの「ギガプランやエクシモ、ドコモMAXやドコモMAXポイ活」なら適用される 家族割引 や ドコモ光セット割 が、ahamoでは利用できません。
そのため、家族みんなでドコモを使っている場合は、ahamoに一人だけ移行すると「特定の割引から外れて逆に高くなる」ケースもあります。
端末購入や機種変更の自由度が限定的
ahamoは「SIM契約だけ」なら簡単ですが、スマホ端末を同時購入する場合は選択肢がドコモ本体より狭くなります。
最新機種はドコモオンラインショップ経由で購入 → SIM差し替え
ahamoで直接買える機種 → 一部モデルに限られる
「最新iPhoneやGalaxyを一括購入したい」という場合は、ドコモ本体やAppleストアで買う方がスムーズです。
一部サービスが利用できない
ahamoはシンプル化のために 一部の付帯サービスが対象外 です。
留守番電話サービス → 利用不可
転送電話 → 利用不可
データシェア(家族間で容量分け合い) → 利用不可
普段から留守電や転送を多用している人にとっては大きな不便ですが、LINEやSNS通話が普及した今では「困らない人」の方が多いかもしれません。
高齢者や初心者にはハードルが高い
ahamoは「若い世代向け」に設計されているため、
契約は基本オンライン
サポートはチャット中心
設定は自己解決が前提
と、デジタル操作に慣れていない層にはやや厳しいです。実際、60代以上で「ahamoにしたら困った」という声は少なくありません。
ただし、逆に20代~40代のスマホ世代には最適であり、 「自分で調べて解決できる層」ほどメリットを享受できる プランです。
それでもahamoが“選ばれる理由”
ここまでデメリットを並べてきましたが、それでもahamoが高い支持を得ているのには理由があります。
月額2,970円で30GB+5分かけ放題 は圧倒的にコスパが良い
ドコモ回線の品質(全国エリア+高品質通信)を格安で利用できる
5G対応で将来性も安心
海外ローミング(30GBまで15日間追加料金なし)が標準搭載
シンプル設計で分かりやすい
特に「海外ローミング込みでこの価格」は他社にはない強みです。出張や旅行で海外に行く人にとって、ahamoは実質的に最強プランとも言えます。
結論:デメリットを理解した上で選べば後悔なし
ahamoには確かにデメリットがあります。
店頭サポートなし
キャリアメール非対応
割引サービスの対象外
サービスの一部制限
しかし、それらは「オンライン慣れしている人」「LINEやGmail中心の人」にとっては大きな問題ではなく、むしろシンプルさとコスパの高さが際立ちます。
つまり、自分の使い方に合っているならahamoは“後悔しない選択肢” です。
他社からの乗り換えを検討している方へ
楽天モバイル → エリア不安ならahamoで安心
au/povo → 海外利用や30GB固定ならahamoの方が便利
SoftBank/LINEMO → ドコモ回線の安定性が欲しいならahamo
「格安SIMは安いけど電波が不安」「大手キャリアは高すぎる」——この間を埋める絶妙な立ち位置がahamoです。
最後に
デメリットを知ったうえで、自分にとって致命的でなければ、ahamoは間違いなく「乗り換える価値のあるプラン」です。今使っているスマホ代を半額近くにできる可能性も十分あります。
通信費を見直す最初の一歩に、ahamoを検討してみてください。